塩地蔵


新宿の太宗寺で塩地蔵へお参りした。
その後、塩地蔵について調べたら、都内に幾つかの塩地蔵があると分かった。中には、既にお参りしたことのある塩地蔵もあったが、写真などの記録がほとんど無い。
それで、塩地蔵巡りへ出かけた。
お地蔵様と昼そば食べるをセットにした3歩にしました。
塩地蔵の多くは北向きに安置され、「北向き地蔵」ともよばれます。けれど北向のお地蔵でも塩地蔵とは限りません。

塩地蔵
太宗寺 塩かけ地蔵 東京都新宿区新宿2-9-2
安楽寺 塩地蔵尊 東京都品川区西五反田5−5−12
徳蔵寺 塩地蔵 東京都品川区西五反田3-5-15
東福寺 (塩?)地蔵 東京都渋谷区渋谷3丁目5−8
源覚寺 塩地蔵尊 東京都文京区小石川2-23-14
回向院 塩地蔵 東京都墨田区両国 2-8-10
西新井大師 塩地蔵 東京都足立区西新井1-15-1
稲荷山宝塔寺 塩舐め地蔵 江東区大島8-38-32
浅草寺 塩なめ地蔵(銭塚地蔵) 東京都台東区浅草2


太宗寺 塩かけ地蔵 東京都新宿区新宿2-9-2

  説明板はありませんが、おできにご利益があるといわれるお地蔵さまです。
お願いする時は、お地蔵さまに願をかけて塩を少し頂いて帰り、願いが叶った際は塩を倍にしてお返しするとよいそうです。 
今はありません。

上記のように、建て替えられた 2011年

境内左手に塩かけ地蔵のお堂があります。
塩に埋もれ、また塩で溶けてしまい原形をとどめていません。
太宗寺
塩かけ地蔵尊
太宗寺
塩かけ地蔵尊


安楽寺 塩地蔵尊 東京都品川区西五反田5−5−12
安楽寺にある塩地蔵は、足元に塩を供えて願をかける風習がある。
造立年代は不明である。下半身だけが不自然に細くなっており、長年供えられた塩の影響ではないかともいわれている。
安楽寺塩地蔵


徳蔵寺 塩地蔵 東京都品川区西五反田3-5-15

貞享四年(1687年)に造立された塩地蔵は、これに供えられた塩を少量持ち帰り、風呂に入れて入ると諸病に効験があると伝えられていた。
徳蔵寺 塩地蔵
徳蔵寺 塩地蔵

特に眼病に御利益があるといわている。また、塩地蔵は「北向き地蔵」ともよばれている


東福寺 (塩?)地蔵 東京都渋谷区渋谷3丁目5−8

東福寺
渋谷区渋谷
境内左側にあります。
説明板が無い。
塩がかけられたお地蔵さまです。


源覚寺 塩地蔵尊 東京都文京区小石川2-23-14

源覺寺の塩地蔵尊は、源覚寺創建の1624年(寛永元)以前からある2体で1組のお地蔵様で、人々の信仰を集めたといわれる。

お寺は、「こんにゃくえんま像」で有名です。
源覚寺 塩地蔵尊
源覚寺 塩地蔵尊


回向院 塩地蔵 東京都墨田区両国 2-8-10
参詣者は願い事が成就すると塩を供えたことから、「塩地蔵」と呼ばれ親しまれてきました。
腐食がひどく年代など判明しませんが古いものだそうだ。
回向院
塩地蔵
塩地蔵説明板


西新井大師 塩地蔵 東京都足立区西新井1-15-1

西新井大師様は牡丹も藤の花も終り、参拝者も少なく静かです。
それでも境内のぼたん園には名残の花が咲いていました。
参道ではお団子・せんべい・鰻などに目が往きます。うなぎ・天ぷらなどに混じってお蕎麦もあるが、蕎麦屋さんを探します。見つからない。
塩地蔵は、山門を入った左側の祠に大量の塩に埋もれたお地蔵さまが祀られています。このお地蔵さまは、イボ取りの霊験あらたかといわれ、お堂の前にある塩をもらって帰り、無事快癒した際は、いただいた量の倍の塩をお供えします。
関東厄除け三大師(西新井大師、川崎大師、観福寺大師堂)
西新井大師 
塩地蔵


宝塔寺 塩舐め地蔵 江東区大島8-38-32
この塩舐め地蔵は石井某によって小名木川から掘り出され宝塔寺に納められたと伝えられます。小名木川は慶長年間に開削されており、おそらく宝塔寺の開創(慶長15年)とともに境内に安置されたものでしょう。
塩地蔵とよばれる地蔵尊はきわめて数少なく、供えられた塩をつけると疣が取れるといわれ、疣取り地蔵ともよばれます。
また商売繁盛、航海安全のご利益も授かると伝えられています。


浅草寺 塩なめ地蔵(銭塚地蔵) 
東京都台東区浅草2

塩なめ地蔵(銭塚地蔵)

何回もお参りしている浅草寺へ塩地蔵巡りへ出かけた。
浅草寺は三社祭りにぶっかり人・ひと・人でした。人混みを避けたくて入谷・鴬谷駅へ歩きだしたら、入谷のお祭りも会いました。
特に塩をお供えするので「塩なめ地蔵」の名もある。
その堂内をアップで撮影しました。
塩なめ地蔵(銭塚地蔵)は、お堂に石造の「六地蔵尊」が安置されており、その下に「寛永通宝」が埋められているといわれることから「銭塚」の名がある。
参拝者は塩と線香とローソクをお供えする。
塩なめ地蔵


 塩地蔵−2